〜第一子は混合,第二子は完母で育てた私の実体験〜
第一子は混合栄養,第二子は完全母乳で育てた私。どちらの経験においても,母乳育児が軌道に乗るまでの時期は「おっぱいケア」が欠かせませんでした。乳首のトラブルや張り,授乳時の痛み……そんな時に支えになってくれたのが,数々のケア製品です。
ドイツでは,日本でも馴染みのあるアイテムから,「え?フレッシュチーズを胸に?」と驚くようなものまで,幅広く存在します。ここでは実際に私が試してよかったものを中心にご紹介します。
目次
ラノリンクリーム
授乳初期に多くのママが直面する乳首の痛みやひび割れ。そんな時に役立ったのがラノリンクリームです。授乳前に拭き取る必要がないのも嬉しいポイント。

- Medela社 Purelan やや黄色みがあり,硬めのテクスチャ。塗る際に少し伸ばしにくいですが,しっかりと保護膜を作ってくれる印象。
- Lansinoh社 HPA Lanolin 白色で柔らかく,Purelanより塗りやすい。肌なじみも良く,サッとケアしたい時に便利でした。
どちらも優秀で,第一子の時はMedela社,第二子ではLansinoh社を中心に使っていました。乳首ケアだけでなくリップや乾燥肌にも使える万能さも魅力です。
Multi-Mam 乳首用湿布
乳首が切れてしまった時の救世主が,Multi-Mam Wunde Brustwarzen Kompressen。

見た目は湿布のような絆創膏のようなシート(右)で,貼るとスッと痛みが和らぎ,治りも早いと感じました。授乳姿勢や赤ちゃんの吸い方が安定するまでの時期,本当に頼れる存在でした。
ドイツ流“自然療法”:クァーク(Quark)パック
ドイツで一番カルチャーショックだったのがQuarkパック。助産師さんにすすめられることも多く,スーパーで買えるフレッシュチーズ「クァーク」をガーゼやキッチンペーパーに包んで患部に当てます。

効能と理由
- 冷却効果 冷蔵庫から出したクァークはひんやりして心地よく,腫れや痛みを和らげます。氷より緩やかなので凍傷のリスクも低め。
- 鎮静効果 ペースト状で肌に密着しやすく,冷たさが長持ち。伝統的に,含まれるホエイ(乳清)由来のたんぱく質やラクトフェリンが炎症を鎮めると信じられています。ただし科学的な裏付けは限定的で,あくまで民間療法の一環です。
- 手軽さと安全性 食品なので比較的安全に使え,500gで1〜2ユーロと手頃。
使用感と大きな欠点
授乳後,上半身裸で乳房にクァークパックを貼り,タオルを敷いて横になるとじんわり落ち着きます。
ただし――最大の欠点は匂い!
使用後は酸っぱいタンパク質臭が残り,私は毎回シャワーで洗い流さないと無理でした。水分が背中に伝うので敷いたタオルもすぐ雑巾臭に…。効果は実感しつつも,続けるのはなかなかハードルが高いと感じたアイテムです。
代替アイテム:Lansinoh Hot & Cold Breast Therapy Packs
私のように「チーズはちょっと…」という方におすすめなのが,Lansinohのジェルパッド。冷やしても温めても使える万能アイテムです。授乳ブラの内側に差し込むことができ,パック中の活動が制限されない点も最高でした。

- 冷却パックとして 授乳後の張りや熱感を和らげ,特に夏は爽快!私は冷凍庫に常備し,家での授乳後はこのパックを。酷使した胸が一気に癒やされる感覚でした。
- 温パックとして 母乳が出にくい人には温めて乳管を広げる効果も。1つで二役こなす優秀さが魅力です。
日本でもiHerbなどで入手可能なので,気になる方にはぜひおすすめしたい一品です。
おわりに
母乳育児は「自然にできるもの」と思われがちですが,実際,軌道に乗るまではトラブルとの戦いでもあります。乳首の傷,張り,炎症……そんな時にケア製品は心身の大きな支えとなります。
ドイツで出会ったアイテムには,日本ではまだ馴染みのないものも多く,「こんな方法があるんだ!」と新鮮に感じてもらえるはず。これから母乳育児を始める方にとって,少しでもヒントになれば嬉しいです。







Leave a Reply