子どもが生まれると,思いがけないことが起こるものです。妊娠・出産・育児と,すべてが順調に進むとは限りません。むしろすべてが順調に進むことの方が,奇跡に近いとさえ感じます。

私自身,上の子のときは胎児期に心室中隔欠損(心臓の部屋を分ける壁に穴がある状態)が指摘され,穴が閉じることなく生まれてきました。幸いにも心雑音が確認できないほど穴が小さく,経過観察で済む程度でしたが,育児には不安がつきものだと実感しました。

そして,下の子が生まれてすぐに「臍ヘルニア」になりました。

子どもの悪口として「おまえのかぁちゃんでべそ〜」なんて言葉を聞いたことがありましたが,正直,それ以上の知識はありませんでした。

ところが,実際にわが子の「でべそ」を目の当たりにすると,その大きさに驚きました。着衣の状態でも明らかなほどに,ぷっくりと膨れ上がり,触ると柔らかく,中に何かが入っているような感触があるのです。

調べてみると,これは単なる「でべそ」ではなく,「臍ヘルニア」と呼ばれるものでした。赤ちゃんの10〜20%に見られる症状で,おへその皮下に腸が飛び出している状態なのだそうです。

臍ヘルニアは,赤ちゃんのへその緒が取れた後,腹筋の隙間がまだ十分に閉じていないことで起こります。その隙間から腸の一部が皮膚の下に飛び出し,へそが外側へと大きく押し出されます。

多くの場合,成長とともに腹筋が発達することで自然に治るとされています。ただ,あまりの突出具合に「このまま本当に治るの?」と不安になりました。

病院で診てもらったところ,「圧迫療法(へそに綿球を貼って固定する方法)」はせず,自然に治るのを待つことになりました。圧迫療法は,下手にやると圧迫部分に腸が挟まって壊死してしまうことがあるそうです。かかりつけ医からは「1歳くらいまでに自然と治ることが多い」と説明を受け,特別な治療は必要ないと伝えられました。

実際にうちの子の臍ヘルニアの経過を見ていると,1〜2ヶ月頃まではかなり大きく膨らんでいましたが,3ヶ月を過ぎると徐々に小さくなっていきました。そして,でべそが治ってからしばらくは,へそ中心部分の色素沈着が目立ったものの,1歳になる頃にはそれも目立たなくなり,気づいたら普通のおへそになっていました。

臍ヘルニアはよくあることとはいえ,わが子のおへそが大きく膨らんでいると不安になるものです。特に生まれたての赤ちゃんの体の大きさで,3 cm近くおへそが突出していたら「大丈夫なの?」と心配になりますよね。当時はものすごく不安で,何度も症例や治療法の情報を検索しましたし,かかりつけの小児科医にも相談しました。まれに自然に閉じない場合もあるとのことで,手術も覚悟しました。

幸い,うちの子の臍ヘルニアは成長とともに自然に治りました。一般的な経過のようですが,不安な日々は忘れません。

この記事が,同じように悩んでいるママ・パパに届き,安心材料となりますように。

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Mamamarie

ドイツ在住。二児のママ。

大学院卒業後,ポスドクとしてドイツで働く。リケジョ。

このブログでは海外での出産・育児や日常生活をシェア。海外生活で色々とカルチャーショックに直面しつつも,リラックスした子育てライフを発信していきます。

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