トイトレ焦らなくて大丈夫。ドイツで感じた“ノープレッシャー”な育児

「もうオムツ取れた?」「まだ?」

育児をしていると,そんな言葉が何気なく飛び交います。特に日本では,「3歳までにはオムツ卒業」という暗黙のプレッシャーが存在しているように感じることも…

でも,ここドイツでは少し事情が違います。

年齢よりも“本人のペース”が最優先。そんな環境の中で,我が家のトイトレも,驚くほどゆるやかに,でも確実に進んでいます。

ドイツの保育園では,クラスは一斉に上がる日本式ではなく,年齢や発達に応じて個別に移行する“縦割り”スタイル。

1歳半-3歳の「Toddler group」,3歳-6歳の「Kindergarten group」に分かれ,年齢に達した子から順次クラスが変わっていきます。

「Toddler groupの間にオムツが外れているのが理想」とされてはいるものの,必須ではありません。上のクラスでは先生の数が減り,自立が求められる傾向はありますが,子どもそれぞれの成長スピードが尊重されているため,オムツのまま上がっても誰にも何も言われないのが実情です。

娘は3歳で上のクラスに上がる時点で,まだオムツが完全には取れていませんでした。

トイレでおしっこができることが「お姉さんの仲間入りをした気分」につながったようで,最初のうちは意欲的にトイレに向かっていたのですが,「やっぱりオムツでする方が楽」という理由で,再びオムツ派に戻ってしまいました。街中で綺麗なトイレにすぐアクセスできる環境にないことも重なり,親としても「オムツのが楽だし,まぁいっか」という感じでした。

一方で,うんちに関しては,オムツの中に残る感覚が「気持ち悪い」と感じていたようで,トイレで用を足すことがすぐに定着していました。

けれど,Kindergarten group に上がると,周囲の子たちが当たり前のようにトイレを使う姿に影響を受けたのか,娘自身も自然とトイレを使うように。パンツも履いて,真にお姉さんの仲間入りを果たしたくなったようです。本人の“その気”が出た瞬間から,トイトレは一気に進みました。

一方,今まさにトイトレ期(?)の息子。と言っても,つい最近までトイレに座ることすら興味がありませんでした。「お姉ちゃんみたいにトイレしてみる?」と声をかけても,返ってくるのは「ベーーー」の一言。

正直,親としてもオムツのほうが楽だったので,「トイトレ」という概念そのものが頭から抜けていたくらい。そんなある日,お風呂上がりに「ピーピー漏れちゃう!!」と叫んだ息子をオマルに座らせてみると……なんと,成功!

これが彼にとっての“成功体験”になったようで,それ以来,徐々にオマルに座ることが日課に。最初は出たり出なかったりでしたが,今では座れば出るという感覚をつかみ始めています。

とはいえ,うんちはまだ「オムツが落ち着く」らしく,実際にパンツ生活になるのはもう少し先かもしれません。今日ようやくネットでパンツを注文したばかりです。

我が家では,トイトレ専用パンツを用意する予定はありません。本人が「パンツを履きたい」と言い出したら,しばらくはパンツの上にオムツを重ねるつもりです。濡れる不快感を感じつつも,ズボンや椅子が汚れずに済むという,ハイブリッドな方法です。

ちなみに,夜のトイトレも同じスタンス。娘は最近パンツで寝ることが多いのですが,気温が低い日や体調が優れないとき,あるいは心理的に不安があるときには,自分から「今日はオムツにする」と選んでいます。そしてまた心身が整えば,「今日はパンツで」と自然に切り替える。

子どもの気持ちと状態に合わせて,無理せず選べるこのスタイルは,親にとってもありがたいもの。おねしょで寝具を洗う手間から解放されるのも大きなメリットで,まさに子供にも親にとっても“win-win”です。

焦らなくても,比較しなくても,いつか必ずオムツは取れる。

「10歳でもオムツの子はいないしね」——そんなゆる〜い気持ちで見守れるドイツの子育て環境は,親にとっても子どもにとってもストレスフリー。

トイレトレーニングという名前の“訓練”ではなく,子ども自身が「やってみたい」と感じた時に,そっとサポートする。そんな自然な流れが,我が家にとってもベストだったと感じています。

親も子どもも“ノープレッシャー”でいられるトイトレ,これからも気楽に,楽しみながら進めていこうと思います。

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Mamamarie

ドイツ在住。二児のママ。

大学院卒業後,ポスドクとしてドイツで働く。リケジョ。

このブログでは海外での出産・育児や日常生活をシェア。海外生活で色々とカルチャーショックに直面しつつも,リラックスした子育てライフを発信していきます。

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