「妊娠をすると授乳期間も含め,2-3年くらいはママはお酒が飲めない」というのが定説だと思います。

私の友達のSNSでも,卒乳・断乳をし,待ちに待った1杯目のビールの美味しさに喜びを爆発させている投稿を何度目にしたことか。

「禁酒生活お疲れ様😭頑張ったね😭」という感情が溢れる一方,「そんなに無理しなくてもお酒と上手に共存しながら母乳育児ができるのにな😅」とちょっとモヤモヤしたり。
ドイツに住んでいると,ママたちがビールやワインの1杯程度嗜みながら,授乳期間中を過ごしている様子をよく見かけます。

私は食べることが大好きで,より美味しくご飯を食べるために,お酒をマリアージュさせたいタイプ。こんな私ですが,妊娠中は体がアルコールを全く欲せず,難なく禁酒しました。妊娠中に興味本位にお酒を味見したことがありますが,全く美味しくなく,まるで消毒用のエタノールを摂取しいるとでもいうような,純正アルコールの味に感じました。人の身体は実に面白く,よくできているものです。

産後,段々と体調も回復してきて,子供の睡眠や授乳間隔が安定してきた頃,徐々に「ご飯を食べる時にこのお酒と合わせたら,もっと美味しいだろうな〜」と思うようになりました。第一子の時は生後3カ月頃から,第二子の時は生後1カ月を過ぎた頃からお酒の楽しみを再開しました。

この記事では,私がどのように授乳期間中にお酒と付き合っていったか,その方法と注意点をご紹介します。

なお,私自身アルコール分解能が高い方で,全く顔が赤くなりません。全ての方に飲酒を勧めているわけではなく,授乳が原因で卒乳や断乳まで禁酒を我慢している方にこんなリラックスした共存する方法もあるよと紹介するものです。当然ですが,ご本人のアルコール分解能や授乳スケジュールを十分に考慮してください。

当たり前ですが,飲酒をすれば血中のアルコール濃度が急激に上昇し,その後分解されることで下がってきます。母乳は母体の血液を材料に作られるので,お酒を飲み,分解能を超えたアルコール分は母乳に混ざります。母乳中のアルコールも分解され,時間の経過とともに減っていきます。

ここで,一般的な目安として,
ビール(アルコール度数 5%) 350 mLには約14gのアルコールが含まれます。
体重60kgの女性の場合,アルコールが完全に代謝されるまでに2-3時間かかるとされています。
【注意】体重,代謝速度,摂取したアルコール量によって代謝時間は大きく変化する

すなわち,授乳間隔が3時間以上の場合,前の授乳後すぐに飲み,飲み終わった段階から3時間以上経過していれば次の授乳の時に母乳をあげても問題がないことになります。

なので,まずは赤ちゃんの授乳リズムが整っていることが大事になってきます。

子育ては計画通りに物事が運ばないことが往々にしてあるので,保険は絶対に用意してください。
授乳間隔が開かない場合の保険として,粉ミルクや搾乳済の母乳があって,それを赤ちゃんがちゃんと飲んでくれることも前提条件になります。その日の体調によっても代謝速度は変わるので,代替手段を確保しておくことは重要です。

1番確実なのは感度の良いアルコール検出キットで母乳中にアルコールが移行していないかチェックすることです。検出限界以下の場合のみ授乳します。
最初に検出感度を確認する目的で,飲酒後15-30分に検査をしてみて,アルコールがちゃんと検出されるかチェックすることをお勧めします!(ポジティブコントロールをとってね)

毎回同じ量を飲んでいて,体調も変化がない場合,そのうち体にどの程度フワフワする感覚(血中アルコール濃度)があるか,とアルコール検出キットの結果の相関が掴めてくると思います。ある程度の検査回数をこなした後は,飲酒後どの程度の時間が経っているかと,体内の感覚を頼りにしました。

普段はビールを飲むことが多いですが,日によってワインや日本酒の日もあります。その場合は,アルコール度数が高いので,量次第ですが総量のアルコール量が多くなる懸念があるので,再度テストしていました。

私がお世話になっていたアルコール検出キットはこれ。ドイツのAmazon.deで買いました。

Amazon.jpでもたくさんのアルコール検出キットが売られています
https://www.amazon.co.jp/母乳-アルコール/s?k=母乳+アルコール

国産の母乳中のアルコール検出キット:ミルクリア
https://mainichi.jp/articles/20240411/pr2/00m/020/539000c

授乳期間中でもお酒を飲めますが,深酒はお勧めしません。卒乳・断乳までは酔わない程度に!

理由は,アルコール量が増えるほど分解に時間がかかってしまうから。さらに,アルコールがプロラクチンやオキシトシン分泌に影響を及ぼすので,母乳がおっぱいに溜まりやすくなってしまうので乳腺炎のリスクが上がってしまうからです。

これは卒乳・断乳後にも言えることですが,酔っ払っても子供は待ってくれません!酔っ払おうが二日酔いになろうが,そんなことお構いなしに子供はママを求めてきます。後々苦しむのは自分ですから,子供が小さいうちは深酒はしない方が賢明です。

飲み過ぎ防止とお酒の分解を助ける意味で,お水をチェイサーにすると後々が楽です。飲み過ぎによる脱水症状を防止し,睡眠の質を下げないためにも。私は一度,娘が小さい頃に二日酔いになったことがあり,大反省をしました。それ以来,お酒を飲む時は必ずお水をチェイサーにしています。

第一子は8カ月頃,第二子は1歳半頃に卒乳しました。母乳育児に強いこだわりがあったわけではありませんが,授乳は限られた期間しかできないことですし,子供がストップしたくなるまであげられたのは良かったと思います。それに,「泣いた時の伝家の宝刀・おっぱい」が便利すぎて,何度も助けられました。

乳首は痛いし,おっぱいは重いし張るし,体力は奪われるし,授乳は大変な面もありますが,私が好きなお酒とうまく共存しながらリラックスして授乳期間を過ごせたことで,子供主体に卒乳ができました。一切飲まずに授乳生活を過ごしていたら,第二子はもっと早く断乳していたと思います。

子育て中は色々と我慢をしなければいけないことがありますが,少しでも無理せず我慢せず,自分を労わりながら臨んでください!

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Mamamarie

ドイツ在住。二児のママ。

大学院卒業後,ポスドクとしてドイツで働く。リケジョ。

このブログでは海外での出産・育児や日常生活をシェア。海外生活で色々とカルチャーショックに直面しつつも,リラックスした子育てライフを発信していきます。

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